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      <title>ＩＴ研究会</title>
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         <title>【セキュリティマネジメント構築編】「内部監査」</title>
         <description>★本気で社内改革を希望されている経営者の皆様へ★
さいたま総研では、本気の改革をISOやPマークでお手伝いします。
【セキュリティマネジメント構築編】

今月号は、本気の改革、実践編「内部監査」です。

１．監査の内容で組織の成熟度がわかる
マネジメントシステムにおいて、いわゆる内部監査は重要な位置づけを占めます。
内部監査とは、自分たちで作ったしくみが、守られているかどうかを、
自分たちでチェックすることです。
みずからを点検するしくみがしっかりできている組織は、一般に成熟度が高いと
いわれています。
特に、第三者認証制度では、マークを取得したあと、何回も更新を重ねている
”ベテラン企業”については、内部監査の記録も外部審査の記録として尊重しよう、
という動きもあります。
では、どのようにして内部監査を充実させたらいいのでしょうか。

２．監査への取り組み方
そもそも”監査”という言葉に、現場から敬遠の声が聞こえてきますが、
決して監査は後ろ向きな冷たいものではありません。
特に内部監査は、企業を支えるメンバー同士が、航行中の安全を確保するために
前向きに行うものであり、ちょとした船体の綻びを見つけて、
大事故になる前に修繕する貴重な機会なのです。
始業点検をやることは当然ですが、しみついた誤りの行動は、
意外に自分では気づかないことがあります。
また、いつの間にかルールが現状と合っていないこともよくあることです。
こうした、顕在化した事象、ルールの陳腐化などを、一斉に点検するのが
内部監査です。
したがって、”内部監査＝指摘”というイメージを払拭し、
改善のチャンスととらえる気持ちが大切です。

３．監査のしくみ
監査を活発に行っている組織は、”指摘される”＝しくみの見直しとして
とらえているようです。
”不適合”、”指摘”という言葉に怯えず、
”しくみの不具合”、”改善のチャンス”と言い換えてみましょう。
特に、情報セキュリティにおいては、
たった１回の誤操作やうっかりミスから大きな打撃に繋がることがあります。
全員で安全な航海をすることが、自分の安全に直結するのです。
そういう視点で、監査のあり方を見直してみましょう。

次回は、マネジメントレビューの意義についてお話します。
さいたま総研　IT/ISO事業部　西宮恵子
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         <pubDate>Fri, 25 Dec 2009 09:50:06 +0900</pubDate>
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         <title>【セキュリティマネジメント構築編】「セキュリティ教育」</title>
         <description>★本気で社内改革を希望されている経営者の皆様へ★
さいたま総研では、本気の改革をISOやPマークでお手伝いします。
【セキュリティマネジメント構築編】

１．セキュリティは最後は「人」に依存する
情報セキュリティのレベルは組織を構成するひとりひとりの意識に依存します。
しかし、ひとりひとりの意識を高めることが極めて難しいのが現状です。

たったひとりの不注意や理解不足が、組織にとって大きなペナルティにつながります。
最近は、USBメモリの取扱いは毎年の重点管理項目となっています。
官民問わず、ほぼ毎週、日本のどこかでセキュリティ事故が起きていますが、USBメモリの紛失などはその典型例です。
忙しさの中で、自宅で作業しようとして、ついUSBメモリで情報を持ち出し、たまたま紛失するなど、善意の行為のはずが思わぬ事故につながるケースが多いのです。

実は、この「良かれと思って行ったこと」が、結果として不注意につながる事例は、組織が社員を守れなかったということなのです。
よくセキュリティは「性善説ではなく性悪説に立て」と言われますが、なにも社員を疑えということではなく、人間は誰でも過ちを犯すので、それを未然に防ぐには、「人は放っておけば間違う」という前提で対応せよということです。

大切な社員を思わぬアクシデントから守るためには、多少窮屈でもルールを決める必要があります。これは親ごころなのだと受け止めて、ルールを周知させることが大切です。

２．教育は継続的に、永遠に･･･

情報セキュリティの教育は、１度でよいというものではありません。「人は放っておけば間違う」ものですし、「人は放っておけば忘れる」ものでもあります。ＰマークもＩＳＭＳも、定期的な教育を求めているのは、このためです。
認証取得したあとは、形式的な教育に終わらせずに、業務に直結した教材で、年間数回行うことが有効的です。
ルールを徹底することは、数か月で完結できることではなく、数年かけて全員に行うと覚悟を決めることが必要です。
労働安全のように、行動に表れるまで徹底的に正しいルールを身につけることが情報セキュリティにも求められます。
これは、絶え間ない教育活動なくして実現できない項目です。

３．教育のカリキュラム

教育については、各社それぞれ工夫をされています。大変よくやっていると思える企業ほど、実はヒヤリハットの報告事例も多いように思います。情報を守ることに敏感になると、自然とヒヤリハットに気付くのです。このヒヤリハットの検出度合いが企業のセキュリティを高めています。
この教育のカリキュラムとしてお勧めするのが、「気づきを与える事例」の提示です。
「他人のふり見てわがふり直せ」は情報セキュリティにも通じます。
さいたま総研のIT/ISO事業部では、教育カリキュラムにも企業の特色を加えてアドバイスさせていただきます。

次回は、監査についてご紹介しましょう。

さいたま総研　IT/ISO事業部　西宮恵子</description>
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         <pubDate>Thu, 19 Nov 2009 21:26:55 +0900</pubDate>
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         <title>【セキュリティマネジメント構築編】「ヒヤリハットとセキュリティ」</title>
         <description>★本気で社内改革を希望されている経営者の皆様へ★
さいたま総研では、本気の改革をISOやPマークでお手伝いします。
【セキュリティマネジメント構築編】

１．ヒヤリハットとは･･･
ヒヤリハットは、あやうく事故になるところだった、というヒヤリとしたり、ハット

する状況のことです。
ご存じのように、ハインリッヒの法則では「１件の重大な事故の背後には29件の軽微

な事故が発生しており、300件のヒヤリハットが起きている」と言われます。
これは労働安全の分野ではよく知られていることですが、実は情報セキュリティの分

野でも同様のことが言えるのです。

たとえば、･･･
パソコンの入ったカバンを電車の網棚に置き忘れて下車した（ヒヤリ）･･･
･･･急いで遺失物確認をお願いして２つ隣の駅で無事に発見された。

車から降りたとたんに突風で顧客ファイルが飛ばされそうになった（ハット）･･･
･･･運よくドアに挟まって飛ばされずに済んだ。

大事な書類が見つからない。ごみ箱に落ちた可能性がある（ヒヤリ）･･･
･･･あわてて可燃ごみの袋をごみ集積所に回収に行き書類がみつかった。

これらは、決して他人事ではなく、実際にこんな日常の事象からセキュリティ事故が

起きているのです。

２．ヒヤリハットとセキュリティ

ヒヤリハットは日常的に発生しています。
ところが事故一歩手前なので、その時はヒヤリとしたり、ハットするのですが、
しばらくすると、忘れてしまうのが人間です。
大切なことは、こうしたヒヤリハットが起きた時に、なぜそのような状況になったの

か、その原因を考察することです。

ヒヤリハットは、情報セキュリティ的にいうと、「セキュリティ事象」と言って、通

常とは異なる事態として認識すべきものです。
これは放置しておくと、ヒヤリハットを起こすのが自分だけでなく、周囲の人にも及

び、そのうち事故になるものです。

セキュリティ意識の高い組織ほど、ヒヤリハットに敏感です。
ヒヤリハットが発生すると、迅速に管理者まで報告が行き、
必要な対応策をうちます。この速さと確実さが組織の成熟度を表します。

３．ヒヤリハットを検出・報告するという意味

ヒヤリハットが起きたということは、そのうち軽微な事故が多発し、やがて重大な事

故におよぶという、負の連鎖の始まりをキャッチしたわけです。
これは重要なシグナルです。
このシグナルを迅速に報告させるということから実はセキュリティ教育が始まり、
報告させるしくみこそが生きたマネジメントシステムなのです。

是非、ご一緒に、ヒヤリハットを検知できる組織をめざして、
マネジメントシステムを構築しませんか？

次回は、セキュリティ教育の重要性についてご紹介しましょう。

さいたま総研　IT/ISO事業部　西宮恵子</description>
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         <pubDate>Sun, 25 Oct 2009 16:43:30 +0900</pubDate>
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         <title>【セキュリティマネジメント構築編】対応策・管理策の有効性とは</title>
         <description>★本気で社内改革を希望されている経営者の皆様へ★
さいたま総研では、本気の改革をISOやPマークでお手伝いします。
【セキュリティマネジメント構築編】

１．リスク分析後の対応策・管理策の検討
①業務で取扱う個人情報や資産の洗い出し
②リスク分析
と実施してきますと、次は、リスク分析の結果を踏まえて
対応策・管理策の検討を行います。
ここで肝心なことは、自社でどこまでのセキュリティ対策が必要であるかを見定めることです。

（１）対応策の基本
まずは、日常どのような対応策が実施されているか、現実を評価しましょう。
何も対策が取られていない場面、何らかの自主対策がとられている場面を整理します。

（２）追加の対策
リスクを軽減させるために、追加の対策がどこまで必要かを検討します。
その際のポイントは、
①顧客の要求水準
②業界の一般水準
③自社の方針
に沿って、費用対効果を勘案して追加の対応策を決定します。
セキュリティ対策は、代表者をはじめとした組織のトップマネジメントの意識が重要です。
トップの認識の高さが組織全体のセキュリティ水準を決めるといっていいでしょう。

（３）実践できる対策を！
ここで大切なことは、実践可能な対策を定めることです。
業務の請負金額や取扱い資産の状況を考慮して、
バランスのとれた対応策をとることが重要です。
ＩＳＭＳの場合は、原則として附属書Ａの管理策から選定することになります。
管理策をどう実施するかを具体的に検討することが実践的対策のためのポイントです。

２．対応策・管理策の有効性
ＩＳＭＳでは、明確に管理策の有効性を評価することが求められています。
Ｐマークには規格要求事項にはありませんが、有効な対策がとられているかは、
常に点検する必要があるでしょう。

（１）対応策・管理策の妥当性
まずは、対応策・管理策が実行可能性があるのかどうかを確認しましょう。
記録様式の欄が小さくて記載できない、見えない、面倒である･･･
ルールが細かすぎて実行できない、特別なケースにしか該当しない･･･
などルールそのものに実効性が低い場合は、ルールの見直しを行います。
これらは、たとえば、３か月に１度、記録の記載漏れを確認したり、
実施現場の目視点検などによって実施できるルールであることを確認します。

（２）対応策・管理策の実施状況
次の点検は、実施可能なはずのルールがどの程度定着しているかを確認することです。
この場合も、たとえば、３か月に１度、記録の記載漏れを確認するなどの
運用点検が大切です。

（３）対応策・管理策の改善
対応策・管理策の実施が十分できていない場合、ルールそのものに原因があるのか、
ルールの運用が定着していないのか、原因を十分確認します。
そのうえで、対応策・管理策の改善を行います。
ＩＳＭＳにおける管理策の有効性評価としては、
これらの点検によって、ルールの順守度合い（%）や逸脱件数などの有効性指標を定め、
数値化します。目標数値と実測値の差異をもって有効性を判断します。

次回は、ヒヤリハットとセキュリティとの関係についてご紹介しましょう。

さいたま総研　IT/ISO事業部　西宮恵子</description>
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         <pubDate>Wed, 23 Sep 2009 13:31:26 +0900</pubDate>
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         <title>【セキュリティマネジメント構築編】リスク分析</title>
         <description>★本気で社内改革を希望されている経営者の皆様へ★
さいたま総研では、本気の改革をISOやPマークでお手伝いします。
【セキュリティマネジメント構築編】

１．リスク分析のコツ
業務で取扱う個人情報や資産を洗い出したあと、リスク分析を行います。
リスク分析を行うことで、資産を取扱う際の意識を高めることができます。
リスク分析によって無駄な作業を見直すことができます！

（１）行動パターンを見直し！
”業務改革のためのリスク分析”のポイントは、資産（個人情報を含む）を取扱う場面を見直すことです。

（２）不要な資料の持ち歩きの実態が判明
不必要な資料を持ち歩くこともリスクのひとつです。リスク分析を行うことで、行動パターンの分析ができます。
その結果、不要な資料の持ち歩きの実態が判明します。
訪問用途に応じた最小限の持ち出しを行うことが基本ですので、行動パターンの見なおしにつながります。
資産のリスク分析で大切なことは、保管状態だけを認識するのではなく、取扱う場面でのリスクを想定することです。

（３）資産の共有ができる！
資産の取扱いを見直すことで、業務を効率よく行うための資産の共有がしやすくなります。
持ち出したり、編集したりする場面を限定すると、見える管理ができるため、
業務を共同で行う場合に資産の整理整頓ができるからです。

２．リスク分析の活用
リスク分析は一度終わればよいというものではありません。
定期的な見直しを行い、管理策・対応策が有効かどうかを確認します。

（１）セキュリティレベルがわかる
リスク分析を行うことで、改めて自社のセキュリティレベルがわかります。どんな抜け穴があるのか、弱みがあるのか、
現状を知ることから対策の検討が始まります。

（２）定期点検
リスク分析を行えば、セキュリティ点検のポイントが見えてきます。リスクの高い取扱い場面でのルールの遵守状況を
だれもでもチェックすることが可能になります。

（３）強い組織へ
リスクを認識していれば、弱みにつけ込まれる可能性を低くするように意識が働きます。
リスクを認識することが、強い組織になる第一歩です。

次回は、管理策・対応策の有効性についてご紹介しましょう。

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         <pubDate>Wed, 26 Aug 2009 07:54:44 +0900</pubDate>
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         <title>★本気で社内改革を希望されている経営者の皆様へ★</title>
         <description>★本気で社内改革を希望されている経営者の皆様へ★
さいたま総研では、本気の改革をISOやPマークでお手伝いします。

１．資産洗い出しの効果
ＰマークもＩＳＭＳも、業務で取扱う個人情報や資産を洗い出す作業業が第一歩です。

実際に個人情報や資産の洗い出しを行うと、その意外な効果に驚くものです。弊社でも資産の洗い出しをしたところ、こんな効果がありました！

（１）ソフトの所在が判明
インストール用ＣＤのバージョン、起動可能ＯＳなどが整理され、おかげでＶＩＳＴＡ対応のソフトを購入する際には何を買い直さなければいけないかひと目でわかるようになりました。

（２）不要な資料の多さに驚き！
書類棚、キャビネットなどの保管資料を棚卸しすると、すでに必要のない資料がなんと多かったことか！スタッフが忠実に棚卸表を作成してくれましたが、せっかく記載してくれた資料のほとんどは廃棄対象の古い資料でした。

（３）メリハリがつく！
弊社の場合は個人情報、企業情報が最重要資産ですが、整理すると案
外重点管理の箇所が少なく、施錠可能なキャビネットは当面追加は
不要と判明しました。

２．所有から使用へ
資産洗い出しによる重要な”気づき”は、なんでもかんでもとりあえず保管するいわゆる「所有」の発想から、使い終わったら廃棄を徹底することで生まれる「使用」の発想に切り換えられることなのです。

（１）視覚で納得
持つことが安心なのではなく、使うことが重要だということは、頭でわかることではなく、体（正確には視覚）でわかることなのです。
①保管していても二度と使わない資料
②何か所にも散在する資料
③陳腐化した資料やデータ
いずれも「保管することの安心」の裏で、「使わない非効率」を生じさせていたことについて、資産の洗い出しをする中で、自然に気づきを与えてくれます。

（２）「使う」ことへの認識
資産洗い出しによって、大切な資産・個人情報であると判明したものは、何のために必要であるかを認識するため、より有効活用しようという意識が働きます。

（３）身軽な組織へ
「持つ」ことにこだわらないことが、必要最小限の資源で動ける組織になるきっかけを与えてくれます。この「持つ」から「使う」への意識の移行が改革のはじまりなのです。

次回は、リスクアセスメントについてご紹介しましょう。

さいたま総研　IT/ISO事業部　西宮恵子</description>
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         <pubDate>Fri, 31 Jul 2009 09:22:11 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>情報セキュリティ認証支援</title>
         <description>今年度、さいたま総研の新たな支援メニューとして情報セキュリティ認証支援が加わりました。
さいたま総研では、ISMS（ISO27001）やプライバシーマークの認証取得を支援します。

１．セキュリティ認証制度の意義
ISO9001やISO14001同様、認証制度は、組織の内的な動機付けによって取得後の効果が異なってきます。認証マークだけがほしいという姿勢では、審査費用を支払って認証を維持するメリットを十分得ることは難しいのはないでしょうか。
では、どんなところに第三者認証の意義を求めたらよいのか、セキュリティの分野において見てみましょう。

（１）社内の報告体制の整備　～「ほう・れん・そう」の再徹底～
情報セキュリティは事故が発生したあとの組織の対応の良し悪しが、その後の損害賠償金額に影響を及ぼすことがあります。緊急時の連絡体制の整備や、事故時の対応マニュアルなど、具体的な手順を整備しておくことが重要です。また、こうした手順は、審査機関による外部の審査を受けることで、見直しのタイミングを維持することができます。

（２）運用現場の点検　～外部から見られることの緊張感～
社内の視点では気付かないセキュリティ上の盲点が、外部の審査によって見出されることがあります。社内では普通であると思っていることが、客観的な視点では懸念される状況に見られることがあるものです。外部の視点で現場をチェックすることは、年１回といえども、経営者によっては、セキュリティ対策の現状を確認する良い機会です。

（３）組織の資格取得　～組織の価値を高める～
特にサービス業は、製造業のように品質管理の体系化が難しく、原材料加工などが無い場合には環境活動への意識も低い場合がありますが、セキュリティはまさに日々直面する課題であり、組織としての資格取得には最適なテーマです。第三者認証を維持することは、従業員にとっても大きなプロジェクトであり、実質的には、社内の情報が整理され、報告連絡体制が明確なり、５Ｓが徹底されます。対外的には、”認証マーク”という企業の価値を高める効果があります。

２．取得の動向
ISMSが資産全般を保護するしくみであるのに対して、個人情報に特化した保護体制について第三者認証するしくみがプライバシーマークです。
現在の取得事業者数は次のとおりです。
ISMS　　　3213件（2009/6/26現在）JIPDEC公表
Pマーク　10426件（2009/6/26現在）JIPDEC公表

先の見えないこの状況だからこそ、大切な資産や情報を棚卸するちょうど良い機会であるともいえます。無駄の無い、最小限の装備で最大のアウトプットを生み出す組織に、変わるための最良のツールとして、セキュリティ認証を活用しましょう。

次回は、認証に向けた活動の中で、どのような効果があるのかをご紹介したいと思います。

さいたま総研　IT/ISO事業部　西宮恵子
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         <pubDate>Tue, 30 Jun 2009 20:50:25 +0900</pubDate>
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         <title>世界同時不況と経営革新の必要性     横塚由光</title>
         <description><![CDATA[<strong>1．米国の金融危機から世界同時不況</strong>

　米国のサブプライム問題を発端とする金融危機は、08年9月のリーマン･ショック以来、瞬く間に世界中に波及し、金融収縮から貸し渋り、資本回収がとなり、これが株価低落、景気減速へと、実体経済に急速な影響を及ぼし、世界同時不況となった。金融問題としては日本は比較的影響は少ないと見られていたが、世界の実体経済の急激な不況への突入と生産低下は、自動車産業と家電業界に大きな影響を与えた。これが下請その他関連産業へも影響を与えるに至り、08年10－12月期には12%余のGDP低下を余儀なくされた日本経済であった。この急速な生産低下に対応して、派遣･期間工などのいわゆる非正規労働者の契約解除が進み、昨年末には家と職を失う失業者が増えて社会現象とまでなった。
　今回の世界同時不況の急速な広がりは、ベルリンの壁崩壊以来旧ソ連圏諸国及び中国･インドなど新興国などの市場経済への参入と、インターネット等による情報通信技術の進化により、世界の単一市場化を促進したことに起因する。とりわけ金融は具体的なものの動きを伴わないから、その情報は一瞬にして世界を飛び回わる。その金融が動かなくなれば即実体経済に深刻な打撃を与えることとなる。特に貿易依存度の高い日本と韓国、シンガポールなどは、この急激な景気減退の影響が大きかったといえる。

<strong>2．この世界同時不況から何が考えられるか</strong>

　平成2年からリーマンショック直前までの日本の好景気は、家計に影響が少ない景気といわれた。労働分配率が低下しつつも配当と設備投資、役員賞与は増え続けた。内需を考えた成長が必要だったのである。世界市場が単一化したことは、輸出依存度の高い製造業ばかりではなく、流通業も世界との競争を考えなくてはいけない。アパレルにおいても素材や加工を世界のより低価のところから調達するサプライチェーンが必要だ。ユニクロや家具のニトリの成功は世界的サプライチェーンの確立による。大手流通業は今、世界的調達システムによるPB商品の開発に躍起だ。これも差別化の方法の一つだからである。東京銀座は世界の高級ブティックが軒を並べている。カルフール(仏スーパー)やセフォラ(仏化粧品)は撤退したがコストコ(米会員制卸)やメトロ(独会員制食品卸)は着々と店舗を増やしている。これはまたネットショップを考えれば、家庭の茶の間から世界の有名店から買物が楽しめるのである。どこの町の小売店であっても、インターネットを考慮に入れれば、世界中の店と競争しているのである。
　人口減で縮小の日本市場と単一世界市場を考えれば、国内・世界のどこを見ても競争が激化し、絶対的差別化しか生き残る道はないと知らなければならない。
　サブプライムは複雑化した金融工学の結果であり、そうした金融取引は、それだけでは付加価値を生むものではない、金融はあくまで産業の支援にとどまるべきであることをあらためて知らされた。企業の目的は消費者により豊かな生活と生き甲斐を与える何かを提供することにある。改めて企業の目的を知ることが必要となった。エンロン(米巨大企業粉飾等で倒産)やワールドコム(米巨大通信会社粉飾等で倒産)の例は、株式の高額化、企業の拡大を意図した経営の失敗、ストップオプション等による経営者の自己利益の追求などが問題となり、企業改革法としてのSOX法を生む原因となった。今回の金融危機も何らかの金融規制を生むものとなろう。

<strong>3．企業経営には差別化を実現する創造性が必要</strong>

　製造業･流通業を問わず、今提携･統合がこれも国内･海外で進む。独自性のある強い部門･製品をより強く、弱いものは統合・廃止など、統合･転換が進む。国内では百貨店、大型スーパー、家電量販店などなど、そうした事例が目に付く。家電メーカーも部品等で統合が進む。競争を少しでも避け、独自性を強め競争力を高めたいとの思いである。
差別化･独自性には創造力が必要であり、その創造力豊な経営を進めるには、優れた人材が必要となる。労働はより頭脳的となり、知識が必要となる。知識を経営に生かすのには、技術が必要であり、知識を技術に転換するには創造的構想力が必要なのであり、そうした独創性を発揮できる組織が必要となる。そうした組織は、規則命令ではなく、人々が自主的に働きがいを感じられる組織から生まれる。それには企業の社会的意義、理念を明確化し、全社員に理念への共感･共鳴を得ることである。そして権限の委譲とフラットな組織が必要なのである。自ら出資し働くスペインの協同組合モンドラゴンのような組織が、経営に参加できる企業形態が求められるのである。分配に対する労使の対立はあるがそれは交渉に委ね、労働と経営の統合の組織が望ましいのである。人口減と世界的大競争時代にあっては、創造的な経営と共に、効率的な経営、生産性の向上が不可欠なのである。部門最適ではない経営全体を最適化するERP(エンタープライズ･リソース･プランニング)などのICT(情報通信技術)の活用も不可欠である。経営そのものの革新が必要とされるのである。人を部品や機械の一部とする、かつてのテーラー時代の管理者と被管理者を区別する経営ではなく、労使が目的を共有する従業員による経営参加の組織が必要とされるのであり、その実現は経営の革新そのものの中にある。(終り)
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         <pubDate>Wed, 29 Apr 2009 21:19:40 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>流通大乱、再編･淘汰と安売り競争　　横塚由光</title>
         <description><![CDATA[<strong>1.そごう本店を大丸に売却</strong>
　そごう再生の象徴でもあった、心斎橋本店を競争相手の隣接の大丸に売却する(２月３日日経紙)。同店は文字通り以前の店舗を取壊して再建したものであり、2005年開店当初はこだわり趣味の街など、ミレニアムの西武流の話題もあったものの、大阪流の徹底した商売ではなったのか、再建後の経営赤字は消えずであったという。西武百とそごうのミレニアムHDの統合は、後に資金豊富なセブン&アイの傘下となっていた。本店売却の決断は、問屋依存の百貨店経営は変革が必要との鈴木会長の判断と思われる。従来の百貨店経営者ではとても決断できない。セブン&アイのPB商品が西武とそごうに導入されているが、不況時の節約志向の消費者には対応できるが、更なる経営革新政策が今後出てくるかを注目したい。
　一方大丸は、心斎橋地区で、両店合わせて７万７千㎡の売場面積の確保は、キタの大阪駅前の再開発とミナミのなんば地区の挟撃に対抗する一つの手段を手にしたといえる。伊勢丹新宿本店のメンズ館、博多大丸の本館と東館以外あまり成功例の少ない２館体制をどのように構築するかも注目の的である。
　総売上ではコンビニにも抜かれ、没落の一途とも見える百貨店経営の厳しさと今後を占う出来事である。それぞれの行方を見守りたい。

<strong>２．丸井今井の支援は三越伊勢丹か高島屋か</strong>
　北海道百貨店の雄といわれた丸井今井が民事再生法を申請し、三越伊勢丹HDに支援を求めた。元々伊勢丹と提携し、営業面から指導を受けていた。同社の札幌本店は大丸札幌店に追撃されながらも地域一番店を維持しており、旭川、函館、室蘭に3店を有している。3店は閉鎖か譲渡･転換などを検討しなければならないが、札幌本店は5万2千㎡の広さを持ち年商559億円(07年ストアーズ社調)の店であり立地も良い。同地区に三越の店がある三越伊勢丹HDの支援よりは、高島屋の方が競合の問題もなく、大都市大型店経営に長じている高島屋に有利なように見えるが、全国百貨店による地方百貨店の争奪戦とも見られ、そのどちらの支援となるか注目したい。
　09年2月の全国百貨店売上は、既存店の前年比で11.5%のマイナスとなった。これで12ヶ月前年を割り込んだという(日経紙3月21日)。高額品を扱うことでの不況期の弱さが鮮明となった。いずれにしろ、百貨店は大都市の大店舗しか生き残りはない。地方の小型店は早晩、業種転換、廃業、大手との提携･合併という、いずれかの選択をせまられるものと考えられる。全国4大百貨店HDのいずれかの傘下にならないと、地方店は売れる商品が手に入らない状態になるであろう。百貨店の低迷から、従来の百貨店問屋自体の経営も、小杉産業の破産にみるように、他の百貨店卸のアパレルも弱体化している。今後は百貨店自身が他の小売業態との差別化を作りだすPBを強化しなければ存在感を示せないこととなる。つまり、百貨店は現代の消費者に対して、自らの存在理由を問い直し、新しいビジネスモデルを作らなければならないと考えられるのである。

<strong>3．安売り店とPB商品競争の激化</strong>
　総合スーパー(GMS)も苦戦だ、百貨店同様の何でもありの品揃えが消費者に応えられなくなっている。ホームセンター、ドラックストア、大型家具店、衣料品専門店らの各業態からの攻勢に業績低迷となっている。そこでセブン&アイはGMSの一部店舗をホームセンターに変える、新安売り店ザプライスに変える、大衆薬の低価格店のドラックスストアを全国展開するなど、グループ全体の業績向上を目指しているようだ。そごう本店の売却もそうしたグループ全体の効率化の一端と考えられる。
　ローソンはam／pmを買収し、１万店を超える店舗でセブンイレブンを追撃する(２月２６日日経紙)。ファミリーマートもイオン傘下のミニストップと提携する(日経紙3月21日)など、コンビニも店舗の飽和状態から再編が伺える。
イトーヨーカ堂は、3月18日から衣料品他の2,600品目を平均30%値下げすると発表した(3月18日日経紙)。イオンは大型SCの出店の凍結や延期を図り、低価格の小型店へと戦略の変換し、PBをさらに拡充をはかるという(２月１９日日経紙)。イオンは不振のGMSで、扱い商品数を4割削減し、メーカーとの直接取引きを増加し、NB商品もさらなる値下げを図るとしている(3月19日日経紙)。
ユニクロも990円のジーンズを低価格店「ジーユー」で売出した。西友は親会社のウォルマートのPBを取り入れるなど低価格に徹する。ジーンズも1,470円で販売する(3月13日日経紙)。流通業界は不況と不振乗り切りに向かって低価格PBを主とする安売り競争が始まった。流通業界は再編と淘汰に加えて、値下げ競争が始まった。それはSCM(サプライチェーン・マネジメント)をどのように構築するかの競争でもある。
家電量販店も、ヤマダ電機が1位に突出する中、再編が動き出している。エディオンとビックカメラは提携を解消し、ビックカメラはベスト電器をグループ化し一部をビックとして運営する(3月20日日経紙)。残るケーズHD、コジマ、ノジマ、ラオックスなどがそれぞれにM&A、提携、譲渡などを検討中と見える。市場縮小の中での競争激化はどうしても再編･淘汰の波が待っているといえる。

<strong>4．世界的サプライチェーンの確立が必要</strong>
　こうした一方で、ユニクロ、ニトリ(家具製造小売)など独自製品中心の製造小売は売上を伸ばしている。結局差別化と低価格化を実現するのはPB商品の開発であり、今小売業全体が、そうした方向へ走っているといえる。いやおうなく、世界的サプライチェーンの確立が必要となってきたものである。スエーデンのカジュアル衣料のH&M (ハネス･アンド･モーリッツ)や家具のイケアの進出に対抗できるように、日本の小売業も世界から低価格の良品を確保する戦略が必要となってきた。成功している製造小売は世界から低価格で優れた素材･デザインを集め、低価格で加工し、日本国内の各店舗に最も近いところに輸送して、販売するというサプライチェーンを整備している。生産と物流面でもグローバルな競争が存在する。世界同時不況は早期に収拾することはないであろう。各業態、各社それぞれに長期の視点に立った戦略的対応が求められているのである。(終り)
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         <pubDate>Sun, 29 Mar 2009 20:22:06 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ICTは所有から利用へ     横塚由光</title>
         <description><![CDATA[<strong>ICT(情報通信技術)には発想の転換が必要</strong>
　近頃急速にクラウドコンピューティングという言葉がコンピュータ関連の記事などで聞かれるようになった。これは最近のASP･SaaSと関係ありだ。ASPは数年前に期賑わいを見せたASPは｢アプリケーション･サービス･プロバイダー｣のことであり、様々なアプリケーションをインターネット接続環境で利用するというものであ。SaaS(サース)もサービスとしてのソフトウェアのことであり、これもインターネット環境の中でのソフトウェアの利用であり、ASPと本質的には同様なのであるが、利用環境が数年前とは激変した。何よりもブロードバンドの普及であり、大容量高速しかも低廉で利用できることだ。そしてASPの頃には個々のユーザーごとにシステムを用意しなければならなかったのが、SaaSの時代では、複数のユーザーが利用できるマルチテナント型となり、カスタマイズも容易になり、文字通りのオンデマンドが実現したということである。さらに単にソフトウェアばかりでなく、サーバーやストレージまでSaaSで利用できるようになった。
　こうした結果、ICTのユーザーはインターネットに接続できる環境にあれば、短期間に少ない投資額でICTの利用が実現できることとなったのである。コンピュータのソフトは常にバージョンアップに悩まされてきたが、もうその必要もなく、常に最新のソフトが利用できるのだ。所有することはない。何を目的にICTを導入するかを決めされすれば、あとはプロバイダーがやってくれる。社内に専門化も必要ない。そんな時代がやってきたのである。中小企業にはもってこいのシステムではないだろうか。  
<strong>クラウドコンピューティングの図</strong>
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　利用者はインターネットとつながるパソコンがあればよい。システムは雲の中からインターネットを通じて降りてくる。コンピュータ利用のソフトやサーバーなどを図表で表す時に雲の記号で書くためにクラウドという言葉が使われ、そうした状況全体をクラウド･コンピューティングと呼ばれるようになったのである。
SaaSのメリット
　通常の企業でICT導入の場合、企画構想からシステム設計など相当な時間とコストが必要となる。期間が立てばハード・ソフトなど新たな修正が必要になる。日本のICT利用は遅れているか、非効率といわれるが、それは部門別の効率化は考えても全体の効率化がよわいとそれている。しかしJSOXが実施されるとなれば、統一的なシステムが不可欠であり、自社システムに固執したカスタマイズをしていたのでは、客観的な証明とはならないなどということなどを考え合わせれば、統合システムのERPを導入しなければならない。
　SaaSの導入では投資は低額となり期間が短縮される。バージョンアップに悩むこともない。もはやICTは所有にこだわらず利用に徹底すべき時代なのである。世界同時不況でコスト低減と新たな創造力が必要とされるこのとき、コア事業に集中する時、ICTの徹底利用機不可欠である。(完)
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         <pubDate>Fri, 27 Feb 2009 13:04:22 +0900</pubDate>
      </item>
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         <title>イオンレイクタウン越谷とララガーデン川口の両SCを見る  横塚由光</title>
         <description><![CDATA[<strong>レイクタウンはカゼとモリの2棟をL字型に構成</strong>
　10月2日イオンレイクタウン越谷SCが開店した。その約1ヵ月後の平日の午後に訪れてみた。商業施設面積約22万㎡という国内最大級と称する途方もない大きさだ。まずJR武蔵野線越谷レイクタウン駅に降り立つと人の多さに驚く。SCは「kaze」「mori」と称するそれぞれ三層の2棟で構成される。駅から降りると「kaze」の入り口がある。2階へのエスカレータが目に入るので2階へ行く。
　「kaze」は3層で3角形に設計され、角の部分には1階ではマルエツ、TSUTAYA、ヴィクトリアスポーツを配置し、中は円状に専門店があるという具合だ。円というのは歩いている内に自分の位置がわかりにくい。2階はVIVRE、フランフランとザラ、3階はさくらや、イオンシネマ、ユーズランドなどが核となり、真中に専門店を置くという構成は1階と同様だ。食品･日用品の買物には駅に近いマルエツで間に合う。
「mori」へは2棟を結ぶブリッジに設置してある人口歩道を渡る。「mori」はかなりの長さで店が並ぶ。この棟の核店舗はジャスコであり、棟の中央やや奥よりに３層で配置されている。1Fの最奥には家電のノジマとトヨタの5つの埼玉のディーラーが並びトヨタの各車が並ぶ。2Fはスポーツオーソリティ、3Fにはユニクロ、ライトオンがありそれぞれに核店舗的役割りと見る。開店1ヶ月ということで、まだ特定の店を目指すより、どんな店があるかを見定めている模様で、通路に人が多い割には店内には人が少ない。しかしレストランには並んで人が待つ店もあった。従来の広域SCにはレストラン･喫茶が不足がちであつたが、ここではかなりの飲食店がそれぞれの階にあり、また一寸の休憩に備えた広場と椅子が各所に用意されてある。この点は親切と思えた。
　2度目にやはり平日の午後4時から5時に訪れる。やはり通路を流れる人は多いが、店内には、人待ち顔の店員が見受けられた。店内で買物する姿は依然少ないようだ。
　これだけ多くの店舗がありながら、どこを選ぶかが見出せないのだ。店舗数が多すぎて選択の基準が持ち得ない感じである。同業種をできるだけ同じ場所にに集める方法はなかったのか。店を選ぶ基準となる何かが必要だ。店舗配置にひと工夫欲しかった。
言い換えるとこれだけの広さがあれば百貨店が欲しいと思う。しかし武蔵村山の大型SCの三越では何の魅力もない。多数の店舗の中で三越を選ぼうとする魅力がなかった。ららぽーと横浜の大丸とおおたかの森SCの高島屋は、食品の老舗･銘店を集めたデパ地下の再現で、デパートとしての差別化が出来ていた。他の専門店と差別化できる大型店が欲しい。


<strong>小型でまとまりの良いララガーデン川口</strong>
　川口市に三井不動産が開発したララガーデン川口は近隣型の6万平米のSCだ。核店舗のヨークマート(食品)を核店舗として近隣の住民を狙った利用しやすくまとまったSCだ。その他ダイソー、ユニクロがあり、サンドラックがある。三越も出店しているが、狭い店に、紳士・婦人･食品･雑貨と少しずつ陳列してある。来店する顧客層に合わせた婦人カジュアルなどの品揃えが出来ないのか、店づくりの理念が不明な店だ。2層にはアカチャンホンポを中心にベビー･子供用品が並び、ニトリと書店もある。1階にはララキッチン、2階はフードコート、3階にララダイニングの飲食街がある。奥には1.2階を通してコナミスポーツクラブもある。付近住民の顧客には便利な、近隣商店街には脅威となるSCだ。
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         <pubDate>Fri, 30 Jan 2009 16:45:14 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>駅ナカ、通販が好調、19年商業統計速報に見る小売業の実態  横塚由光</title>
         <description><![CDATA[<strong>1.販売額微増、事業所減</strong>
　卸・小売を含めた商業統計調査は3年おきに行なわれる。今回は19年6月1日に行なわれ、20年4月3日に速報が発表された。この小論はこの速報による要約であり、巻頭言としての紙数も少ないので小売業だけを以下簡単に見ることとした。
　小売業の事情所数は前回より8.2%減り、1,136,755件だ。販売額は134兆5717億円で、1.0%の増となった。平成11年、14年、16年と減少していたのが9年以来の増となった。
　事業所数は実数で101千件の減となった。業種別でも各種商品小売14.7%減、飲食料品12.4%減、写真機･写真材料18.4%減など全ての業種で減少した。
　個人と法人の組織別で見ると、個人が13.4%減り、法人が2.3%減り、構成比では法人49.7%、個人50.3%とほぼ同率となった。昭和47年の個人82.2%、法人17.8%と比較すると大きな構造変化が起きていることがわかる。
　全体販売額微増の中で業種別に見ると、各種商品7.6%減、農耕用品12.2%減、写真機･写真材料18.7%減などほとんどが減少する中で、医薬品･化粧品14.2%増、燃料16.4%増、家具･什器･機械器具0.3%増が目立つのも近時の商店街の変化から理由は理解できる。

<strong>2.売場面積拡大で効率減</strong>
　売上微増で、事業所数が減少する中で、売場面積は1億5191万㎡となり前回比5.4%増で、昭和63年以来8調査連続の増加となった。増加の多いのは、ホームセンターを含む業種の31.8%増、ドラックストアを含む医薬品･化粧品業の1.8%増、総合スーパーを含む業種の3.0%の増、コンビニを含む飲食料品の1.8%増が目立つ。成長業種の大型化である。
　1平米当りの年間販売額を見ると、全体で16年が70万円に対し19年は65万円と低下している。業種別では各種商品10.8%減、織物衣服身の回り7.8%減、飲食料品5.4%減、書籍文具8.9%減、時計眼鏡工学3.0%減と軒並み効率を低下させている。

<strong>3.業態別の変化、百貨店･総合スーパーの減</strong>
　事業所数では、統廃合が進む百貨店は11.7%減、総合スーパーは5.5%減、専門店･中心店9.3%減、その他小売店31.1%減などが目立つ。コンビニがわずかながら1.4%、専門スーパーでは衣料品スーパーが9.5%伸びている。これを販売額で見ると、総合スーパー11.5%減、百貨店3.9%減、その他小売店21.7%減が目立つ。ドラックストアは15.9%増、衣料品スーパーが4.2%増、コンビニ0.6%増である。これらも最近の変化を映している。

<strong>4.駅ナカ、高速、通販伸びる</strong>
　乗降客と乗換え客で賑わう駅ナカ店は効率が良い。駅ナカ事業所は1960事業所で年間販売額は2337億6千万円と小売業に占める割合は0.2%と少ないが、その効率の良さから影響力はある。駅ナカの1事業所辺りの販売額は、その他各種商品、織物衣服身の回りでは小売業全体の3倍前後、飲食料品では1.4倍弱という。1㎡辺りでも505万円と小売業全体(65万円)の8倍弱という。有料道路内の事業所は中規模店が多く、㎡辺り売上高は236万円と小売平均の3倍強と効率がよい。特定の場所で客は選択肢が少なく、ニーズを捉えれば効率はよい。無店舗販売では、訪問販売が低下し、通販が29.5%増の4兆10億円に達した。おりから日経新聞の調査によれば、ネット通販の高成長が続くとの記事も出た。駅ナカ･高速･通販を含めた小売の業態間競争は一層厳しさを増すに違いない。
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         <link>http://www.ss-net.com/mt322/data/it_ken/2008/10/19.html</link>
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