流通大乱、再編・淘汰と安売り競争 横塚由光
1.そごう本店を大丸に売却
そごう再生の象徴でもあった、心斎橋本店を競争相手の隣接の大丸に売却する(2月3日日経紙)。同店は文字通り以前の店舗を取壊して再建したものであり、2005年開店当初はこだわり趣味の街など、ミレニアムの西武流の話題もあったものの、大阪流の徹底した商売ではなったのか、再建後の経営赤字は消えずであったという。西武百とそごうのミレニアムHDの統合は、後に資金豊富なセブン&アイの傘下となっていた。本店売却の決断は、問屋依存の百貨店経営は変革が必要との鈴木会長の判断と思われる。従来の百貨店経営者ではとても決断できない。セブン&アイのPB商品が西武とそごうに導入されているが、不況時の節約志向の消費者には対応できるが、更なる経営革新政策が今後出てくるかを注目したい。
一方大丸は、心斎橋地区で、両店合わせて7万7千㎡の売場面積の確保は、キタの大阪駅前の再開発とミナミのなんば地区の挟撃に対抗する一つの手段を手にしたといえる。伊勢丹新宿本店のメンズ館、博多大丸の本館と東館以外あまり成功例の少ない2館体制をどのように構築するかも注目の的である。
総売上ではコンビニにも抜かれ、没落の一途とも見える百貨店経営の厳しさと今後を占う出来事である。それぞれの行方を見守りたい。
2.丸井今井の支援は三越伊勢丹か高島屋か
北海道百