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SaaSで中小企業のIT化と生産性の向上を    横塚由光

 かって筆者は平成12年に「eビジネスの決めて!ASP活用のすべて」を共著で上梓したが、あまり売れなかったし、ASPそのものが普及しなかった。インターネットの大容量・低廉化、いわゆるブロードバンド化もあまり進んでいなかったことと、適切なソフトそのものも少なく、各企業では自前主義の考え方が多く、ソフトを借りて使用という考え方に慣れてもいなかった。

 今再び、SaaS(Software as a Service)という名称で、SaaS・ASPという言い方もされて登場している、これはまったくASPと同様に、インターネットを通じてのソフトウエアの利用である。何よりも高速・大容量・低廉化した回線の普及と、ソフト側の進歩があっての再登場である。そして企業側の利用姿勢の変化、アウトソーシングに対する意識の変化もある。

 改めてそのメリットを要約すれば、①いつでも最新のソフト・システムを利用できる。バージョンアップの煩わしさがない。②使用料金を月単位等の期間で支払えばよいから経費で処理できる。③システムの導入期間が短期間でよい。④導入コスト、運用コストも安い。⑤何時でも止められる。などが上げられる。

 いまや大企業でもセブンイレブンなど、IT部門をまることアウトソーシングで成功している例も多い。ITの進歩の速さに自社のIT部門では追いつかない。常に最新のITを利用できるメリットは大きい。

 インターネットの利用と言うことで、セキュリティへの懸念もあるが、これもかなり進歩したと言えるし、さらにVPN(Virtual Private Network)閉域ネツトークも利用できる。

 さらに好適な事に、「経済産業省と総務省は12月13日,情報基盤強化税制と中小企業投資促進税制が2年間延長され,2010年3月31日まで適用されることになった。」

「中小企業のソフトウエア投資を活発化させる狙いで,投資要件の金額が300万以上から70万円以上に大幅に引き下げられた。」「実現するASPやSaaS事業者が適用の対象となることも明確化した。」 (日経ITPRO12月14日福田崇男)
とある。

中小企業のITの強化と生産性向上には好機となると考えられるのである。

横塚由光
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2007年12月27日 14:09に投稿されたエントリーのページです。

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